性悪男子の甘い毒




【叶芽side】



最近の晃椰の様子が明らかにおかしい。


元気無いっぽいし、毒突いて来ないし、あたしのことイジメないし……。


いや、イジメてほしいワケじゃないよ⁉︎


だけど、なんとなく不安になる……。



昼休みも終わり、午後の授業が始まる前。


新太君達と教室でお昼を食べてた晃椰の側に行った。


「あっ、叶芽ちゃん‼︎晃椰に用事?」

「まぁね‼︎晃椰借りても良いかな?」

「もちろん‼︎良いなぁ〜…彼女‼︎」


晃椰の取り巻きの男の子が言う中、座ってた晃椰の腕を引っ張った。


「ちょっ、なんだよ…急に」

「あたしと一緒に5時間目の授業サボってよ」

「はぁ?お前、1人でサボれよな」

「良いじゃん‼︎たまには‼︎ほら、行くの‼︎」

「今日のお前、強引過ぎ‼︎」


半ば強制的に、誰もいない屋上に連れて来た。


キレイな青空が広がる快晴だ。


そして、今日はあたしの奢りのコーヒー牛乳。


「はい、あげる‼︎」

「ん。サンキュー」


2人くっついて、フェンスに寄り掛かった。