バシッと思いっ切り腹パン食らった…。
お前、俺の彼女だろ⁉︎
「晃椰のバカっ‼︎」
「そんな怒んなよ‼︎ブス‼︎」
「バカバカバカー‼︎あたしにとって晃椰は、勿体無いぐらいの彼氏なのに……」
めちゃくちゃ嬉しいの半分、隠れたい程恥ずかしいの半分…。
俺の先を歩く叶芽をぎゅっと抱き寄せた。
「晃椰…っ」
「照れくさいこと言うんじゃねーよ。お前、ほんっとバカ」
「ほんとのこと言っただけだし…」
「ありがとな。俺の彼女務まるのお前だけだ。…勿体無いぐらいの良い彼女だけど」
驚く表情の叶芽の可愛い唇にキスを1つ。
俺、今すっげー顔赤いだろうな……。
抱きしめてた叶芽から少し離れると、ぎゅっとアイツの腕が俺に回された。
「待って‼︎もう少しだけ、このままでいたい…。ダメ？」
「ダメなわけねぇじゃん。俺、お前専用なんだし」
「その響き最高‼︎晃椰、大好きっ」
「俺も好き」
俺には叶芽だけ…なんて強く思った。
むしろ、こんな可愛い彼女を他のヤツに取られて溜まるかって。
俺の彼女はお前以外きっと、ダメ。
