性悪男子の甘い毒




「叶芽さんっ‼︎」


下駄箱で1人靴を履き替えてる時だった。


背後から柔和な声であたしを呼ぶ声。


振り向くと、肩までキレイに切り揃えられた黒髪に小柄な可愛い女の子。


「美希ちゃん‼︎今帰り〜?」

「はっ、はい‼︎今日は部活もお休みなので…」

「そっか〜‼︎毎日マネージャー頑張ってるもんねっ」

「そんなっ‼︎あ、ありがとうございます‼︎」


謙遜強いの勇希さんの妹の美希ちゃん。


女子バスケ部のマネージャーとして日々奮闘中みたい。


「あの…叶芽さん」

「どうしたの?」

「実は、お話したい事があって…。少しお話良いですか?」

「あー、うん。良いよ‼︎」


高校生になったばかりだし、きっと悩み相談とかだよね〜。


安堵の表情を浮かべた美希ちゃんに連れて来られたのは、体育館裏。


あれ…?


なんか、雰囲気重くない⁉︎


「美希ちゃん。話しって…何?」

「すみません‼︎私ずっと叶芽さんに秘密にしてた事があるのです……」