性悪男子の甘い毒




楽しかった冬休みも明けて迎えた3学期。


授業終わりの休み時間、教室で眠たそうに欠伸してる人がチラホラ。


もちろん、あたしと未央も。


「眠たいよぉ〜…。冬休み夜更かしし過ぎたかもー‼︎」

「あたしも…。授業やる気出ないな…」

「でもさ‼︎あたし達、4月から3年生だよ。受験生じゃーん‼︎」


何気無い未央の言葉で、一気に現実に引き戻された。


そっか……。


今年はもう受験生なんだね…。


「叶芽は進路決まってる?」

「ううん、全く。大学行くんだろうな〜って大雑把にしか……」

「一緒だ‼︎どこの大学行くとか決めてないし」

「未央は頭良いから、どこの大学でも行けるでしょ〜」

「うぅ〜……でも、やりたい事が特に無いんだよね」


まさか、こんな受験の話しをする時が来るなんて思ってなかった。


頑張らなきゃな…。



「よし‼︎受験に負けて溜まるかー‼︎叶芽、3年生になっても遊ぶよ‼︎」

「テスト期間以外ね〜‼︎」

「ヤダヤダ‼︎ずっと遊ぶー‼︎」


2人で笑い合った。


ちゃんと進路のこと考えるから、まだ楽しくいさせてって。