性悪男子の甘い毒




思い付いた様に叶芽がソファーに置いてあったブランケットを取り、膝に掛けた。


丁寧に俺の膝にまで。


「2人で1枚ね。晃椰、手冷たいから」

「別に寒くねぇよ」

「良いから‼︎せっかく2人なんだしね」


嬉しそうな横顔が可愛くて堪らなかった。


パッと顔を上げた叶芽に落としたキス。


好きだなー…って実感する瞬間。


「ふ、2人じゃないんだからっ…‼︎」

「誰も見てねーよ。なんなら、もっとキツイのする?」

「しません‼︎晃椰のバカ……」

「バカ言うな。つーか、眠たいならここで寝ちゃえば?」

「寝ないよ〜…」


とか言いつつ、俺の肩に頭を乗せて目を閉じた。


寝顔にもう一度キスを落とせば、照れた様に微笑んだ。


「…おやすみ。晃椰」

「ん。おやすみ」



このまま、2人だけの空間で時間止まらないか…って考えたり。


明日はみんなが起きる前に起きなきゃな?