性悪男子の甘い毒




ただ、問題は夜………。


せっかく叶芽と来てんのに、男だらけのむさ苦しい部屋なんてゴメン。


部屋に戻った風呂上がり、女子部屋のドアを叩いた。



「はーい…って、晃椰君⁉︎」


ドアの先には部屋着姿の未央ちゃん。


大きい目を数回瞬きした。


「びっくりしたぁ〜‼︎つい、新太か怜士さんかと思った」

「なんなら、新太呼ぶよ?俺、叶芽に用事だし」

「ううん。眠いから寝る〜…。莉理も寝てるしねっ」


室内に目配せをした視線の先には、スヤスヤ眠る莉理。


やっと、俺に気付いた叶芽がテレビの前から走って来た。


「晃椰〜‼︎どうしたの?あたしに会いたくなったの?」

「じゃなきゃ部屋まで来ねぇよ」

「うっ、嘘…。晃椰が素直過ぎる…。未央‼︎行って来る‼︎」

「はいはい。おやすみぃ〜」


ニコニコしながら、俺の腕に抱き付く。


2人でリビングのソファーに座った。


自然と絡まる指と指が好きだったりする。