性悪男子の甘い毒




ミルクティー色の髪に自然と人を寄せ付ける笑顔。


長身のモデル体型で所謂、イケメン。


実際、中学ん時も校内で断トツモテてた。


「うわ〜‼︎可愛い女の子がいる‼︎名前何て言うの?」

「えっとー…藤咲叶芽ですっ」

「怜士さん。俺の彼女なんで勘弁して下さいよ。横取り禁止」

「俺の未央ちゃんも禁止っス‼︎あと、莉理も‼︎」

「ガード固いなぁ〜‼︎もっと、緩く楽しもうよ‼︎」


ニコッと微笑む怜士さんに、未央ちゃんが一言。


「どうしよう…。めっちゃイケメン…‼︎」

「はぁ⁉︎未央ちゃん⁉︎俺の彼女でしょ⁉︎」


叶芽は余所見しなくて良かった〜……。


なんて安心してたのも束の間。


俺から少し離れた所でもう絡まれてる…‼︎


「叶芽ちゃんって、スキーとかボード出来んのー?」

「すみません…。苦手で出来ないんです」

「そっか‼︎大丈夫だよ。俺が手取り足取り教えてあげる」

「怜士さん、コラ。早く山でも行ってくれます?」

「晃椰冷たいー‼︎それ、先輩に言う言葉⁉︎」


ほんっとに怜士さん要注意。


困った顔した叶芽を引っ張り、コテージに荷物を置きに行った。