性悪男子の甘い毒




そんな思い出をスマホの中の写真として見返す翌日の学校。


さすがに疲れて眠い……。


今日が終業式でほんと良かった。



「なーに見てんの‼︎晃椰君♪」

「うるせーな‼︎新太‼︎勝手に人のスマホ覗くなっ」

「良いじゃねぇか〜。俺も見せてやるから‼︎」

「はぁ?別に見たくねぇし……」

「晃椰にだけ特別だから‼︎遠慮すんなって‼︎」


半ば強制的に見せられた未央ちゃんとの仲睦まじいツーショット。


つーか、もう新太がデレデレ。


未央ちゃんの頬にキスかましちゃってさ。


「今度、2人で泊まりしてぇな〜って話してんの‼︎んでも、未央パパが厳しくてなぁ…」

「へぇ〜…。意外。ちゃんと、両親に挨拶するんだ?」

「当たり前じゃん‼︎ほら、将来的に…結婚、したいし?…言っちゃった〜‼︎」


耳まで真っ赤にして叫ぶバカ。


………結婚な。


俺、そこまで将来見据えてなかったかも…。


「叶芽ちゃんとの結婚式は絶対呼べよ⁉︎俺、スピーチしてやる‼︎」

「結構でーす」

「晃椰のバカ‼︎」


俺にとっちゃ夢のまた夢。


叶芽は、どう思ってんのかな。