性悪男子の甘い毒




甘ったるい程の空気に包まれた次の日の朝。


幸せ全開の空気をぶち壊したのは、まさかの叶芽チャン。


「ひゃっ⁉︎晃椰の足冷たーい‼︎」


俺の腕の中で、悲鳴を上げて縮こまる。


耳にキーンってきたわ‼︎


「朝から、うるせーよ‼︎ブス‼︎」

「だって〜‼︎晃椰の足冷た過ぎて、びっくりしたんだから‼︎」

「冷え症で低血圧なんですー。嫌なら、俺の布団から出てけ」

「ひどい‼︎今、足蹴った〜‼︎」



どんなに、甘い時間とか幸せな時間を過ごしたって俺らの関係は変わらず。


朝から、ギャーギャー言い合いしてた。


だけど、叶芽とはそれが心地良い。


「あっ‼︎あたし、晃椰と言い合いしてる暇無いんだった‼︎」

「今してただろ…」

「温泉行って来るね‼︎朝ご飯の時間までには、戻って来るから‼︎」

「また行くのかよ。俺、暇〜」

「スマホでゲームでしてたら?じゃ、またねっ」


昨日の可愛さどこいった⁉︎



でも、また2人の最高の思い出が1つ増えた。