性悪男子の甘い毒




食後には、2人で最上階にある大浴場へ。


もちろん、ここからは別々だけどね。


「じゃ、また後で。きっと、俺の方が早いと思うし」

「多分ね。待っててくれる?」

「気ぃ向いたら待っててやるよ」

「そこは、ちゃんと待っててよねっ⁉︎」

「分かったって」


コツンと、あたしの額を小突いてケラケラ笑う。


その無邪気な笑い方が好き……。


「つーか、お前髪結ぶのヘタクソ」

「えっ⁉︎嘘⁉︎」

「後ろ出てる。ちょい動くなよ…」

「う、うん…」


髪、触られてる……。


「でーきた」って、軽快な声と共に結び直された髪。


「ありがと…」

「いーえ。俺の方が器用だわ」


そんなことより………。


また、ドキドキしてきちゃったじゃん‼︎



親子や友達同士の人達がいる中、1人広いお風呂に浸かり考える。


そいえば………今日はクリスマスだもんね。


2人で、こんな風に過ごせるなんて贅沢な事してるな〜…あたし。



晃椰と一緒にいられる時間は、すごく楽しいし幸せ。


晃椰も同じこと、思ってくれてるといいな。