性悪男子の甘い毒




電車に揺られながら、窓の外の雪景色をジーッと眺める。


隣には眠そうに欠伸してる晃椰‼︎


無事、補習を1発合格で抜けられたみたい‼︎


今日から一泊二日、温泉旅行です。



「寒っ…。こっから歩きで何分だっけ?」

「駅からだから〜…徒歩で約15分って書いてるよ‼︎」

「それ、ぜってー15分以上かかるやつ‼︎」

「文句は後で‼︎早く行こうよっ」


マフラーに顔を埋めて、あたしの手をぎゅっと握る晃椰を引っ張り温泉街に繰り出した。


あたしだって、めっちゃ寒いけど……。


晃椰と一緒にいられるから、あったかく感じるの。



やっと到着したあたし達が泊まる旅館。


ちょっとレトロな内装が良い感じ。


「おー。思ってたより部屋広いじゃん」

「晃椰‼︎オーシャンビューだよ‼︎」

「オーシャンビューって…。見えるの川なんだけど」

「じゃあ、あたし温泉行って来る‼︎」

「はぁ⁉︎早くね⁉︎」


行きたいから仕方ないでしょ?


そして、あたしは部屋に晃椰を置いて1人で温泉へ。


やっぱり広いお風呂は最高‼︎


晃椰…長風呂許して下さい‼︎