性悪男子の甘い毒




【晃椰side】



修学旅行を終えて連休明けの学校。


まだどこか疲れが残る教室内なのに、コイツだけは元気。


未央ちゃんと晴れて付き合えた新太だけな……。



休み時間の今も、俺の隣でノロケ話。


つーか、もうデレデレ。


さすがに俺、引いちゃうって…。


「俺の未央、すっげー可愛いの」

「そっかそっか」

「ただ隣にいるだけで満足。キスも何もしなくて良いぐらい……」

「へぇ〜…。新太がそんなこと言うの珍しいじゃん」

「それぐらい愛してんだよ‼︎俺ん中に、閉じ込めてぇ…」


確かに、その気持ち分からなくもない。


実際、叶芽にそう思ったことあるし?


でも、新太が幸せそうで何よりだ。


「晃椰‼︎いつか、ダブルデートしようぜ〜‼︎」

「ははっ‼︎お前、そんな意気込んで別れんなよー?」

「絶対、別れない‼︎全く浮気する気が起きないんで‼︎」


今回の新太は大丈夫そう。


完全に、未央ちゃん一筋だもんな。