性悪男子の甘い毒




その後も2人で街中を散策。


同じ学校のヤツらとかなりすれ違うけど、ちょっとしたデート気分。


途中、新太と未央ちゃんに会ったり。


「晃椰〜‼︎今の俺、すっげー幸せ‼︎」

「そりゃ良かったなー」

「おう‼︎ねぇ、未央ちゃん。俺といて楽しい?」

「えっ?うーん…。まぁ、そこそこ」

「やったー‼︎褒めてもらえた……」


それ、褒め言葉なのか…?


新太の顔、すげー緩んでるからいっか。



「晃椰‼︎未央と新太君、ちょっとお似合いじゃない?」

「ははっ‼︎完全に新太がベタ惚れ状態だけどな‼︎」

「でも、女の子は愛される方が幸せ〜ってよく言うでしょ?」


可愛らしく小首を傾げて瞬きする叶芽から、期待の眼差し。


マジで、ズルイヤツ…。


「晃椰はあたしのこと……」

「…っ、好きだよ。好きじゃなきゃ、わがまま聞かねぇし」

「ふふっ、嬉しい‼︎あたしも晃椰のこと好きっ」

「うるせーな‼︎早く行くぞ‼︎」


ほんっと調子狂う……。


今の俺、叶芽に転がされてんのかな。