性悪男子の甘い毒




文化祭の片付けは、明日に持ち越し。


夕方にクラスで解散になった。


「晃椰〜‼︎一緒に帰ろう?」

「え…。叶芽そのカッコで帰んの⁉︎」

「だって、着替えるのめんどいし。未央も、他の子もそのまま帰るって‼︎」


超丈短い赤ずきんちゃんのままで、家帰る気?


リアルに狼に食われませんかね……。


「だから早く帰ろ?」

「いやいや、制服着替えて来いよ」

「なんで〜⁉︎ダメ⁉︎」

「ダメ、じゃねぇけど…。着替えないなら、俺んち連行すんぞ‼︎」


下心見え見えな俺の発言。


これで、制服に着替えるだろ。


………なんて思ってたのに、叶芽は大きな瞳で俺を見上げた。


「ほんとに⁉︎じゃあ、着替えない♪」

「はぁ⁉︎」

「だって、晃椰とお家デートでしょ?行きたいから着替えない‼︎」

「お前、ほんとバカ…。俺に何されても文句ナシな」

「うん‼︎」


ぎゅっと俺の右腕に抱きつくコイツ。


いつもより積極的…?



俺の調子が狂いそう………。