性悪男子の甘い毒




ナンパされる叶芽を助けること数回。


午後2時、文化祭の出し物終了の時間。


やっとこの重たいつけまつげから解放される〜‼︎


「晃椰〜‼︎トイレ行って化粧取ろうぜ‼︎」

「つけまつげの外し方分かんねぇ…」

「俺、元カノが外してるとこ覚えてるから任せろ‼︎」

「あーあ…。未央ちゃんに言ってやろう」

「ごめんなさいー‼︎」


男子トイレの鏡の前。


新太が未央ちゃんから借りて来た化粧落としってヤツで、スッキリ。


「なんかこう……カラコン入れてる俺ら、軽そうじゃね?」

「新太なんて、チャラ男感滲み出てんぞ」

「晃椰も‼︎ただのチャラ男じゃんか‼︎」


しばらくトイレで爆笑して、教室に戻ると女子から大人気の俺ら。


「チャラそうな感じも好き‼︎」だって。


俺の叶芽ちゃんは、すげー不貞腐れてるけど。



「女の子にモテモテの晃椰はヤダ…」

「でも、カッコイイだろ?」

「腹立つけどカッコイイ〜‼︎」


素直なヤツめ。


頭撫でてやったら、すげー喜ぶし。


なんか今日は、ずっと一緒にいたい気分。