性悪男子の甘い毒




文化祭当日まで、残り1週間‼︎



あたしと未央は教室の隅っこで、晃椰と新太君と女装の打ち合わせ。


当日、晃椰の女装の手伝いはあたしがやることになった。


晃椰にメイクしたら美人さんになりそうだもん‼︎


「俺、やっぱ女装ヤダ‼︎無理‼︎」

「今更なんだよ〜‼︎晃椰だって、最初ノリノリだったじゃねーか‼︎」

「あれは、新太達が盛り上げたからだろ‼︎」

「文句言ってないで、黙って叶芽ちゃんに可愛くしてもらえ‼︎」


げんなりする晃椰の手元にあるのは、クラス費で購入した金髪ロングのカツラ。


そして、あたしの私物のメイク道具達。


「なぁ、コレ何?」

「アイラインだよー。目のキワに入れるの」

「何それ‼︎怖っ‼︎」

「大丈夫だよ〜‼︎あと、カラコンね。つけまつげも‼︎」

「当日、休みてぇー…」


休ませないよ‼︎


晃椰の女装姿が、文化祭で一番楽しみなんだから‼︎