性悪男子の甘い毒




もし、コイツにフラれたりなんかしたら…?


絶対に考えたくねぇし、マジで無理。


好き過ぎて、絶対誰にも渡したくねぇ。



…なんて、俺ばっか好きみたいだけど、それでも良いかな。


そんな風に思えるんだから不思議だ。



「…や…晃椰、晃椰‼︎」

「ん‼︎…なんだよ〜…」

「そんな不機嫌な顔しないでよ〜。昼休みだから、起こしてあげたのに‼︎」

「お前、彼女だろ⁉︎もっと優しく起こせよな‼︎」

「もう絶対に起こしてあげない‼︎」


機嫌損ねさしちゃった……。


だけど、怒ってるとこも可愛いんだよな。


こんなこと言ったらもっと怒られそうだから、アイツには秘密。


「晃椰〜。さっき、叶芽ちゃん怒って教室出てったけど⁉︎」

「ほっとけ、新太。反抗期だよ」

「あーあ。優しくしないと、また離れちゃうさ‼︎」

「それ、冗談でも無理……」

「ご、ごめんって‼︎お前そんな打たれ弱かった⁉︎」


あとで、叶芽にはちゃんと謝ろう。


また離れるのなんて、俺が耐えらんねーよ。