性悪男子の甘い毒




従業員専用の休憩スペースに通された。


人いなくて良いけどさ……。


「で?注文は?」

「かき氷。イチゴ味で」

「うわ〜…。お前の言うこと聞くとか屈辱的だな…」

「はい⁉︎あたし、お客様ですが⁉︎」


バイトのクセに性悪な態度は変わらないのね⁉︎



ひとりぼっちで待つこと数分、目の前にイチゴ味のかき氷が置かれた。


「…はい。どーぞ」

「あ、ありがとう…。あっ、いくらだっけ?お金」

「良いよ、これぐらい。俺の奢り」

「えっ⁉︎そんなの悪いよ‼︎払う‼︎」

「黙って奢られてろよ、バーカ‼︎この間の、お返しってことで…」


マフィンあげたことかな?


高槻君って、変に律儀な人だ…。


「…分かった。ありがとう。いただきますっ‼︎」

「食ったら早く帰れよ〜」

「分かってますー‼︎」


一口運んだ、かき氷。


ひんやり美味しい〜‼︎


夏の醍醐味だよねっ‼︎