性悪男子の甘い毒




朝から気合を入れて、教室に入った月曜日。


なのに、晃椰は来てない…。


結局、晃椰が来たのは1時間目の途中。


ずっと欠伸してるから多分、寝坊。



1時間目が終了した休み時間、無理矢理空き教室に引っ張った。


「おい、叶芽‼︎急になんだよ‼︎」

「黙って着いて来て‼︎」


強引でごめんなさい…。


でも、このままじゃ嫌だから伝えたい。


「嫌な思いばっかさせてごめん‼︎あたし晃椰の気持ち考えてなかったかも…」

「…で?浮気しなかった?ブス」

「ひどっ‼︎浮気なんてしてないのにー‼︎むしろ、断りました‼︎」

「それなら良し。もう絶対、余所見すんじゃねーぞ」


むにっと頬を摘み、満足そうに笑った。


その瞬間、端整な顔が近付き唇が重ねられた。


あたしは晃椰が一番好き……。


「…お前にフラれたら、俺泣くかも」

「嘘つき…」

「バレた?でも…マジ、かもな」


晃椰の真剣な顔にドキッと胸が高鳴った。


余所見なんてしない。


ずっと晃椰に一途だよ。