性悪男子の甘い毒




数日後、すぐに陽來君から連絡がきた。


学校にいる時に頻繁にメールが来る。


無視するのも申し訳ないし、休み時間に返信。


「お前、またスマホとラブラブしてんのかよ」

「しっ、仕方ないじゃん‼︎返信しなきゃ悪いし…」

「へぇ〜。彼氏より友達か。まさか、男⁉︎」

「前に晃椰も会った中学校の同級生だよ。久々だからメールくるの」

「なんか妬けるなー……」


眉間にシワを寄せた不機嫌な顔で、スマホをジーっと見詰める。


内容自体は、近況報告の続きみたいなモノだけどね。


「俺、束縛すんのもされるのも嫌いなんだけどさ」

「うん…。どうしたの?」

「やっぱり、好きな子が他の男とメールしてると嫌だな」


不器用な晃椰の素直な言葉。


きゅんと胸が苦しくなった……。


「ごめんね、晃椰…」

「わりぃ…。なんか、叶芽に嫉妬深くなってるわ…」



晃椰に嫌な気持ちさせたくない。


区切りの良いところを見計らいメールを打ち切った。


あたしは晃椰が一番だからね。