性悪男子の甘い毒




ふと朝目覚めると、隣で眠ってたはずの晃椰の姿がない…。


ハッとしてベッドから起き上がると、部屋のドアが開いた。


「あ、起きた。おはよ」

「お、おはよう……」


首にバスタオルを掛け、髪が濡れてる晃椰はきっとお風呂上がり。


あたしが座るベッドの横に、ドカッと座った。


「体、大丈夫?」

「だ、だだだ大丈夫‼︎めっちゃ元気だし‼︎」

「ははっ‼︎動揺し過ぎだろ‼︎昨日の思い出しちゃう?」

「思い出さないよっ‼︎忘れたもん‼︎」

「へぇ〜…。それはそれでショックだな。俺は覚えてんのにー」


その意地悪な笑顔、腹立つ〜‼︎


なのに、大好きなんです……。



「シャワー浴びて来れば?その間に、朝メシ作るし」

「あっ、う、うん…」

「なんだよ。まさか一緒に入りたいとか?」

「違う〜‼︎バカ‼︎」



やっぱり毒舌で不器用な晃椰だけど。


このネックレスは、ずっと大切にするね。


あたしが晃椰を好きな証拠。