性悪男子の甘い毒




ちょっと不機嫌になった叶芽。


妬いてくれるのは嬉しいけど、不機嫌面は嫌いだ…。


「あの女の子と、ちゅーした?」

「詮索されんの好きじゃねぇ」

「誤魔化さないで〜‼︎」

「うるせぇな〜。もっと、ブスになってんぞ」

「ひどい…」

「はぁ〜…めんどくせ。こっち来いよ」


抱き寄せれば、ぴたっと俺にくっついて離れない。


こうゆうとこ、変に素直過ぎんだろ…。


いつもより速い鼓動が、アイツに聞こえちゃいそうだ。


「晃椰はあたしの彼氏だもん……」

「そんなに可愛いことばっか言って、襲われたい感じ?」

「へっ⁉︎で、でも、晃椰はそんな事しないよね?」

「油断してたらするよー。俺だって、普通に男の子なんで」

「あはは〜…。変な冗談やめてよ…」


俺から離れ様とするから、細い手首を掴みリターン。


そんな簡単に逃がしてやる程、人間出来てねぇから。



「ベッド行く?」

「ベ、ベ、ベッドぉ⁉︎」

「ははっ‼︎嘘、嘘。声裏返ってるし‼︎」


その真っ赤な顔も、可愛い笑顔も、コロコロ変わる表情を見られるのは、彼氏の特権?


叶芽の隣は幸せだ。