性悪男子の甘い毒




夜に目掛けて5人で来た神社の祭り。


莉理は途中で中学の友達に呼ばれて、そっちと合流した。


で、今は叶芽と2人で祭りデート。


「ねぇ、晃椰‼︎かき氷食べたい‼︎」

「お前、かき氷好きだよな」

「うん‼︎夏の定番でしょ‼︎練乳イチゴとブルーハワイどっちにしよ〜…」

「じゃあ、俺ブルーハワイにする」

「一口ちょーだいね‼︎」


その笑顔で言われたら、何口でもあげちゃうから…。



2人で神社の隅の石段で食べるかき氷。


遠くに祭りの喧騒が聞こえる。


「晃椰。一口あげるよ」

「いらね。すげー甘そうじゃん」

「甘いけど、それが美味しいのに〜」

「俺の一口食う?」

「食べたい‼︎」


食べさせてやれば嬉しそうに頬張る。


なんかハムスターってか、小動物みてぇ……。


「美味しい〜‼︎次、たこ焼き食べたい」

「あんま食ってたらデブるぞ。デブ」

「うるさいな‼︎お祭り来て食べないの勿体無いでしょ〜‼︎」


きっと、こうゆう飾らないとこに惚れたのかも。


今まで来たこの祭りの中で、一番楽しい。