性悪男子の甘い毒




【晃椰side】



夏休みも残りわずか。


俺の家に遊びに来てる新太とゲームをするのは、クーラーが効いた涼しい室内。


今日も外は、余裕で30℃超えらしい。


外出る気失せる……。



「なぁ、晃椰〜」

「なに?つーか、今話し掛けんな…」

「夏休みの宿題全部終わった⁉︎」


新太の言葉で現実に戻された俺。


ゲームオーバー………。


「はははっ‼︎お前、夏休みの宿題終わってねぇな⁉︎」

「数学以外は終わらせたっつーの‼︎新太と一緒にすんな‼︎」

「へへっ、バレた〜?俺、全教科終わってない♪」

「ゲームしないで宿題しろよ…」


だけど、悪気の無い新太はスマホをいじり笑顔で話す。


その余裕はどこから来んの?


「俺んち集合で勉強会しよーぜ‼︎未央ちゃんと、叶芽ちゃん呼んでさ‼︎」

「仕方ねぇな〜」

「嬉しいクセに‼︎」


悔しいけど、その通り。


叶芽に会えるのは超嬉しいに決まってる。