性悪男子の甘い毒




藤咲家のキッチンを借りて、ささっと朝ご飯。


トーストに目玉焼きとベーコン乗っけただけだけど…。


「卵半熟だ〜‼︎めっちゃ美味しい‼︎」

「それは良かった」


叶芽の喜んでる顔見たら、文句なんて言えねーや。


コイツの笑顔はズルイ。



食後は、リビングのソファーに座りテレビを観る。


擦り寄ってくる叶芽が可愛過ぎ。


「ねぇ、晃椰。オムライス食べたい」

「さっき、朝メシ食ったばっかだろ…」

「お昼の話‼︎前に、晃椰が作ってくれたの食べたいの」

「お前って、ほんと甘え上手だよな」

「あとで、一緒にスーパー行こう‼︎」


俺、よっぽど惚れてる。


なんか悔しくて、叶芽の頬を掴んでキスをした。


「息苦しい…っ、んっ」

「可愛いから無理…」

「か、可愛くないから…」

「俺にとっては一番可愛い」

「うぅ…もう、やめて〜…」


両手で顔を隠し、俯いちゃった。



叶芽のワガママなら、なんでも聞いてやりたいと思う。


それで、お前が喜ぶならいくらでも。