性悪男子の甘い毒




【晃椰side】



朝目が覚めたら、隣にスヤスヤ眠る叶芽がいる。


可愛い寝顔しやがって。


好きなヤツといられるのは、毎日が幸せ。



母親が帰って来てから、新太の家に居候してた。


でも、新太の親戚が泊まりに来たため俺は出た。


叶芽には「家の工事で…」なんて、嘘付いちまったのが少しの罪悪感……。


しかも、俺のことすんなり受け入れてくれたし。


俺もこんな家に生まれたかったな…。



「…晃椰‼︎起きてよ〜‼︎晃椰〜」

「なんだよ…」


珍しく叶芽の方が早起きな、土曜日の朝。


目を開けると、可愛い笑顔が飛び込む。


「朝ですよ〜‼︎」

「今日学校休みだろ…。つーか、今何時?」

「朝7時でーす‼︎」

「もうちょい寝たかった〜…。なんか予定あんの?」

「ううん。暇だから起こした」


腹立つ理由なのに怒れねぇ‼︎


惚れた弱味ってヤツかな……。