性悪男子の甘い毒




【晃椰side】



まさかの叶芽と同じクラス。


絶対に同じクラスになれないと思ってたから、正直すげー嬉しくて……。



始業式の席替えで、佐々木君にテキトーな理由付けて後ろの席ゲットした。


佐々木君、マジでありがとう。



今日も、くるくるさせてる叶芽の髪。


最近巻いてる事が多い。


「晃椰…髪触らないで…‼︎」

「ドキドキして授業に集中出来ない?」

「…っ‼︎ち、違うけどさ〜…」


へへっ、図星か。


傷んでない柔らかい黒髪。


ちょっかい出して振り向いた時に香るシャンプーの匂いが好きだ。


「てか、晃椰きっと次先生に当てられるよ」

「マジ⁉︎何番?」

「5番」

「やってねぇ…」


得意気な顔で振り向き、ニヤッと微笑む叶芽。


勉強の時は俺の負け……。


「5番の答え教えて下さい…」

「ふふっ、X=3だよ〜」

「あざす……」


あとで、絶対イジメてやる‼︎


つーか、彼女より勉強出来ない俺ってどうなの?


なんかビミョー………。