性悪男子の甘い毒




余裕な表情の晃椰は小さく笑い、耳元で囁いた。


「アイツらだろ?お前に痣作らせたの」

「あ…そう。あの子達」

「ははっ…‼︎すげー悔しそうな顔してる」

「こんな事したら逆効果でしょ⁉︎」


晃椰は何度も優しくあたしの頭を撫でるだけ。


さすがに校内では恥ずかしい…‼︎


「またアイツらにイジメられたら、俺にすぐ言え」

「うん…」

「なんかあったら守ってやるから」

「晃椰…ありがとう」

「言っただろ?お前をイジメられんのは俺だけの特権。他のヤツはダメ」


額にちゅっとキスを落とされた。


もっと、大好きになったよ〜‼︎


堪らなくて腕に抱きついた。


「…腹減った。その上、腕重い。教室戻んぞ。ブス」

「やっぱ撤回…。晃椰なんて嫌い‼︎」

「あ``?」

「大好きです‼︎すっごく好き‼︎」



優しいと思ったら、すぐ毒吐くけど…。


それも晃椰の愛情でしょうか。


今日もまた、晃椰への〝好き〟が大きくなった。