性悪男子の甘い毒




こんな時ぐらい優しくしてよ……。


晃椰は急に立ち上がり、お弁当を食べるあたしの腕を掴んだ。


「お、どっか行くの?」

「新太。叶芽とイチャイチャしてくる」

「ここ学校ってこと忘れんなよ〜‼︎」


あたしお弁当食べたいのに…。



連れて来られたのは、ファーストキスの空き教室。


ドアを閉めた晃椰は、どこか不機嫌そう……。


「その膝の痣なしたの?」

「体育で転んじゃって…」

「ほんとにそれだけ?俺、お前のこと信じるよ?」

「…A組の女の子に転ばされました…」

「良く言えました。じゃ、俺とイチャるか」


空き教室から出た瞬間、手を繋がれた。


学校で繋がれたの初めて‼︎


「叶芽〜。A組行くか」

「は、はい⁉︎このまま⁉︎」

「いや。もっと、叶芽に触る」

「ちょっ、晃椰⁉︎バカ‼︎」


A組の前で、腰に回された腕。


超密着してるし顔近い〜‼︎


あと、数cmでちゅー出来そう…。