性悪男子の甘い毒




昼休みは忠実に英語の教科書持った叶芽が俺の教室に来た。


「教科書ありがとう‼︎助かりました」

「いーえ。ちょっと着いて来いよ」

「ど、どこ行くの⁉︎」

「なんでも言う事聞くって言ったのお前だろ〜」



細い手首を引っ張り、連れて来たのは机が雑に積まれた空き教室。


俺も机に座り、叶芽を膝に座らせた。


「恥ずかしいから降ろして…」

「ヤダ。目逸らさねぇで、こっち見ろよ」

「ひゃっ…‼︎」


頬を指で撫でれば、可愛い声が一つ。


付き合って1ヶ月も経たないで我慢の限界だわ……。


「ほんとに降ろしてよ〜…」

「うるせぇな。口塞がれたいの?」

「ふぇっ⁉︎ちょっ、晃椰君‼︎」

「あんまり可愛い顔すんなよ…バカ」

「…んんっ…」


初めて、叶芽の唇にキスをした。


可愛過ぎて理性ぶっ壊れそう……。


苦しそうな顔も可愛いって思う俺は、相当ヤバイかも…。



俺、ガッツリ叶芽に惚れてる。