性悪男子の甘い毒




昼休みの騒がしい教室に来た晃椰君と新太君。


ニヤニヤする未央に、ただ顔を背けるあたし。


「やっほ〜♪未央ちゃん‼︎放課後、俺とデートしない?」

「あははっ‼︎新太君と?ヤダ〜、断る♪」


いつものやり取りをする2人を横目に見るだけ……。


すると、背後からぎゅっと首に腕が回った。


距離感近過ぎ〜‼︎


「なんだよ、可愛くねーな。俺のこと無視ですか?」

「全く無視してません‼︎」

「じゃあ、構えよ〜……ブス」

「ブス〜⁉︎彼女にブスは無いでしょ‼︎」

「俺なりの愛情表現だよ‼︎バーカ‼︎」


文句言いつつ、今度は腕がお腹に回される。


言葉と行動が一致してない‼︎


しかも、教室でくっつくなぁ〜‼︎



「お前、ちっせーな。チビ」

「ブスとかチビとかバカにしないで。あと、離れてよ‼︎」

「ヤダ。好きだから離さねぇ…」


耳元で、甘えた声でそれはズルイ…。


結局、あたしは許しちゃう。