「わざわざありがとな!」 って、無理矢理笑顔になって きみに言う。 「いえいえ! 受験!残り少し頑張ってください!」 そういってきみはまた、 マネの仕事に戻ってしまった。 やっぱり、義理か。 きみの想いがどこにあるのか? そして、受験終わったら伝えてもいいか? なんて聞きたいけれど 聞けないことを 心のなかで繰り返して 貰えただけいいじゃないか。 って言い聞かせて。 きみと別れた。