ーーシャーッ。



帰り道…自転車を走らせながら、思い出すのは八雲くんとのキスシーン。



初めてのキス…。



ただ、唇が触れ合っただけなのに…全身が麻痺したみたいに動けなかった。



キスって…あたしの想像をこえていた。



何度思い出しても、恥ずかしくて嬉しくて…ドキドキしてくる。



八雲くんが好き…。




大好き。