若菜side

よーちゃんにバレてから3日たって、今日はお墓参り。

あの日、泣き疲れて寝ちゃった私をよーちゃんが家まで運んでくれたらしい。

起きたらご飯がつくって置いてあった。

久々に食べたよーちゃんの手料理は最高に美味しかった。

約束通り月華には何もしないでいてくれてるみたいだし。

ひと安心。

ブーッブーッ

「若菜。ついたから出てこい。」

「はーい。」

さて、行くとしますか!

お父さんとお母さんのお墓は、少し遠い所で大体いつもよーちゃんが車で連れて行ってくれる。

よーちゃんが仕事の時は1人で行くけどね。

もちろん、私の住んでるところの近くにもお墓はあるんだけど

おじいちゃんが2人のお墓は自分の家の近くがいいって言ってたから少し遠いんだ。

私も前は、お父さんとお母さんと一緒におじいちゃん家の近くに住んでたんだけど。

色々な事情で今のところに引っ越した。

まぁ、お金とかはおじいちゃんに出してもらっちゃってるんだけどね。