そしてある日、私はとても幸せな夢を見た。


私の右手には由茉の手があって

私の左手には湊の手があって

後ろには颯たちがいて……………


みんなで仲良く海に行ったんだ。


「美波。」


私の愛する湊と


「美波~!」


私の愛する由茉。



「美波!」


どこからか聞こえてくる由茉の声。

私はずっとその声を聞いていたかったんだ。



「美波!!」