「それとね…

そこに…日記も入ってるの。

もし私が死んで…由茉が私の一周忌に

私の墓参りに来てたら

由茉に渡してほしいの…。


私、書けるときにまた書くから…。」


「わかったわ。

忘れないわ。」


「ありがとう。

ごめん…まだあるの…。


下の戸棚に箱が入ってて

それも、私が死んだら由茉に…。」


「美波、わかったから…。

無理しないで…。」


ごめん。そんな顔にさせて。

でも他に頼む人がいないんだ…。