少し長めの演説(?)のあとの鈴菜は半泣で。 涙を拭いながら、僕の隣にクラリネットをもって座った。 「大丈夫?」 「平気です。」 小さい声で答え、にっこりと微笑む鈴菜。 指揮の手があがり、みんなに緊張がはしる。