夜の連続ホラー小説

わたしとヒロキの前にある

ドルチェの乗ったお皿は、

ショコラの後が残っているだけだった。



「これまで付き合った五人

全員がいなくなっちゃったんだ…」



こんなに優しそうなヒロキが

女の子をそんな酷い振り方をしてきたんだ…

わたしは覚悟していたことだったから

そんなにショックは受けなかった。



「言い方が悪かったね…」



ヒロキは

困ったような

少しだけ自嘲気味な顔になった。






「五人ともみんなさ…



死んじゃったんだ」