課長の瞳で凍死します 〜Long Version〜

「だって、記憶をさかのぼって欲し……」

 言いかけて、真湖は言葉を止めた。

 さかのぼると、あの線路沿いのキスまで思い出してしまうな、と思ったからだ。

「べ、別の部屋を見てきますっ」
と言い、立ち上がる。