課長の瞳で凍死します 〜Long Version〜

「あれっ、真湖りん、指輪やってるっ!」

「そうなんです」
 ふふ、と雅喜の選んでくれた指輪がとても気に入ってるので、多少自慢げに言ってみたのだが、三上は眉をひそめ、

「えーっ。
 外しなよー」
と言ってくる。

「……なんでですか」

「だって、もう真湖りんが課長のものみたいじゃん」

「いや……120%そうだと思いますけど、三上さん」
と礼子が言う。

「だって、課長、まだ真湖りんに好きだとか言ってないって言ってたじゃん」

 余計なこと覚えてるなあ、この酔っ払いも、と思った。

 そういえば、そんな話もした気がする。

「真湖りん、課長が好きって言ってくれるまで、それは外しときなよ」

 いや、あの人、永遠に言わないと思うんですが、と思いながら、苦笑いして聞いていた。