課長の瞳で凍死します 〜Long Version〜

 三上が軽く流してくれた茶碗を食洗機に入れながら真湖は言う。

「なに言ってんですか。
 人生、きっと、幾つになっても楽しいですよ。

 おじいちゃんになっても、おばあちゃんになっても」

 そう笑うと、いきなり、食器を取ろうとした手を握られた。

「やっぱり、真湖りん、俺と結婚して」

 折りたたみの机をしまっていた雅喜が遠くから振り返り、近くに居た羽村が手にしていた盆で、三上の頭を叩いた。