課長の瞳で凍死します 〜Long Version〜

「どっちにしろ、お前が週末に松山に行く話をしたのに、偶然同じところに行く俺がその話をシカトしたのはおかしいだろ」

「今、そうか。俺も行くんだ、友達と、くらい言っておけばよかったですね。
 何処からボロがでるかわかりませんから」

 そう言いながらも笑っていると、
「……機嫌いいな」
と言ってくる。

「いやあ、だって、雑誌見てたら、浮かれちゃって。
 美味しいものとか、いっぱいあるじゃないですかー」

 雅喜が珍しく少し笑ったように見えた。

「お前は実はすごく楽しみにしてないか?」

 はいっ、と笑って答える。