課長の瞳で凍死します 〜Long Version〜

 今、旅行の計画を立てながら、無邪気に喜んでいる真湖を見ていると、特に思う。

 こちらの視線に気づかず、タブレットを動かしている真湖を見ていたが、いきなり立ち上がった。

 真湖が、うわっ、とひっくり返る。

「人に寄っかかってないで、自力で立て」

 上から見下ろし、そう言うと、
「あ、課長でしたか、すみません」

 そう笑って、真湖は言う。

 ……やはり、俺をソファの一部だと思っていたようだ。