課長の瞳で凍死します 〜Long Version〜

「何故そんなことをおっしゃるのかわかりませんが。

 三上さんと課長は仲がいいんです。
 そんなこと言えませんよ。

 三上さんに話せば、すぐ課長に直通ですよ」

「それだよ、それ。

 最近、五嶋課長と仲がいいんだろ? 領は。
 そしたら、今度は、君にちょっかいかけてる。

 ……そういう奴なんだよ、あいつは」

 ものすごく訊きづらいのだが。

 ちら、と羽村を見上げると、
「そうそう、真湖りん。
 何処までも勘がいいよねえ。

 でも、そういうの長生きしないよ?」

 沢田は、三上のように、真湖りんと言ってきた。

 だが、忠犬のように、真湖りん、真湖りん、と呼んでくる三上とは違う冷たさを感じる。

 彼は恐らく、あのあっけらかんとした三上領に彼女を取られたのだ。

 うわー、そんな泥沼、関わりたくないんですけどー。

「あの、でも、羽村さん。
 それなのに、まだ、三上さんとお友達やってらっしゃるんですか?」