脚立を持ってこようとすると、持ってきてくれる。
紳士的だな、と思った。
「僕が上がろうか」
と言ってくれるが、これは自分の仕事だ。
「いえ、いいです」
と真湖は自分で脚立に上った。
「重いかもよ、それ」
「うーん。そうかもですよねえ」
と言うと、真湖が上がるのを見ていた羽村は、
「……なんか、人が脚立に上がってると、揺らしたくなるよね。
特に女子」
と言ってくる。
怖いよ、と思いながら、苦笑いで返す。
箱を引っ張ってみたが、案の定、箱は重いようだった。
もう一段上がって引っ張った方がいいかな、と思ったとき、羽村が、
「そっち側に下りて、と言ってきた。
乗ってていいから、前に下りて」
と言った。
は? と思いながら、言われた通りにすると、羽村が後ろ側から上がり、ひょいと取ってくれた。
真湖は手を添えているだけになる。
「あ、ありがとうございます」
と言うと、
「最初から甘えればいいのに。
余計めんどくさいことになるでしょ」
と言われた。
「すみません。
ありがとうございます」
と頭を下げる。
紳士的だな、と思った。
「僕が上がろうか」
と言ってくれるが、これは自分の仕事だ。
「いえ、いいです」
と真湖は自分で脚立に上った。
「重いかもよ、それ」
「うーん。そうかもですよねえ」
と言うと、真湖が上がるのを見ていた羽村は、
「……なんか、人が脚立に上がってると、揺らしたくなるよね。
特に女子」
と言ってくる。
怖いよ、と思いながら、苦笑いで返す。
箱を引っ張ってみたが、案の定、箱は重いようだった。
もう一段上がって引っ張った方がいいかな、と思ったとき、羽村が、
「そっち側に下りて、と言ってきた。
乗ってていいから、前に下りて」
と言った。
は? と思いながら、言われた通りにすると、羽村が後ろ側から上がり、ひょいと取ってくれた。
真湖は手を添えているだけになる。
「あ、ありがとうございます」
と言うと、
「最初から甘えればいいのに。
余計めんどくさいことになるでしょ」
と言われた。
「すみません。
ありがとうございます」
と頭を下げる。



