課長の瞳で凍死します 〜Long Version〜

「あの年で課長なんてさ。
 風当たりも強いし、付き合いも多いし、大変だと思うんだよね。

 真湖りん、ちゃんと支えてやってよ」
と言われる。

「やっぱ、風当たり強いんですか」

「そりゃそうでしょ。
 同期でも、妬んでる奴も居るし。

 でも、雅喜が結果を出したことで、あれだけ引き立ててもらったってことは、みんなにも、そういうチャンスがあるってことなんだよね。

 そういう意味で課長に抜擢されたんだと思うんだけど、わかってない奴多いから」

 そうなんですか、と言うと、
「そうそう。
 雅喜を大事にしてやってね。

 そんで、僕にも今度はお土産買ってきて」
と言われ、

「あ、すみません」
と苦笑いする。

 そうだ。
 花田さんに坊ちゃん団子を買ってくると言って忘れてたんだった。

「あと彼女も紹介して」

 それは自分でなんとかしてくださいよー、と言う。

 三上さんにっていうか、その顔で自分でどうにか出来るでしょうに、と思っていた。