課長の瞳で凍死します 〜Long Version〜

「ああ、ごめんごめん。
 昨日、真湖りんと釣りに行ってたから。

 余計な電話には出なかったんだ」
と笑う。

 あのー、もうひとり一緒に行った人忘れてるうえに、余計な電話ってなんなんですか。

 軽いジョークにも聞こえるが、羽村は階段を上がらないまま、じっとこちらを見上げていた。

 この二人、ほんとに仲がいいのかな、とちょっと思った。