課長の瞳で凍死します 〜Long Version〜

「いや、あの、なんでですか。
 っていうか、してくれるって、私からしたことないですからねっ」
と赤くなって言うと、少し呆れたように、

「ほんと、真湖りんは中高生のようだね。
 そんなんで、よく課長と一緒に暮らせるね」

 ああいや、そんなんだから、暮らせるのか、と言う。

「そういえば、この間、王様ゲームやったとき、真湖りん居たよね。
 全然負けなかったね」
と言うので、よく見てるな、あんなに人が居たのに、と思った。

「負けたら、どうするつもりだったの?」

「え、……逃亡するとか?」
と苦笑いして言うと、

「まあ、真湖りんなら許されるかもね。
 それが許されるキャラと、許されないキャラが居るからね」
と言われた。

「今度、旅行連れてってあげるから、キスさせてよ、真湖りん」

 は?

「してもいい?」
と笑顔で訊いてくる。

「いっ、いいわけないじゃないですかっ」
と言うと、ははは、やっぱりそう? と笑う。

「でも、課長なら、オッケーなんでしょ」