課長の瞳で凍死します 〜Long Version〜

「な、なんででしょうね」
と苦笑いする真湖には、うすうすわかっていた。

 真湖の表情に、雅喜も真湖がわかったことがわかったようだった。

「だが、最終的には、お前の部屋には鍵がかかっている」

 ごめんなさいは? と雅喜は言ってきた。

 真湖はベッドの上に手をつき、頭を下げた。

 申し訳ございません、と。

 実際のところ、なにがあったのかわはからないが。

 雅喜がなにかしようとしたので、真湖は、そこにあった金色の瓶で雅喜を殴ろうとした。

 だが、何故か途中でやめたようだ。

 結果として、真湖は部屋に閉じこもり、鍵をかけてしまった。

 それで、次の日、雅喜の機嫌が悪かったり、詫びに旅行を奢ってやる、と言ってきたりしたのか、と思う。

「今、してみるか」
 ふいに雅喜はそんなことを言ってきた。

「えっ? なにをですか?」