課長の瞳で凍死します 〜Long Version〜

「泊まっていってもいいぞ、三上」
と雅喜も言う。

「沢田が居るのが気になるなら、こいつを追い出すから」

 おいっ、と思ったが、三上は笑い、
「いやいや、ほんとに帰ります」
と言った。

「明日、平日だし、代行、すぐ来ると思うんで」

 ああ、沢田さん、と帰り際、玄関でこちらを向いて言った。

「まあ、絶対いらない情報だろうけど、うちの近くのアパート、空き部屋あったよ。
 一階がコンビニになってるの」

「え、それは便利ですね」
と言ったとき、後ろに立っていた雅喜が、

「そろそろ来るんじゃないか? 代行」
と言った。

 三上は、はは、と笑い、
「そうですね。
 じゃあ、また、ぜひ、釣りに行きましょう」
と言って出ていった。